>>>強制性交の小学講師免職 校長,わいせつ事案隠ぺい…千葉県教委が3人処分
 
 千葉県教委の本年度懲戒処分は計18件で,うち14件がわいせつ・セクハラ事案である。

 千葉県教育委員会 は12月16日,教職員の児童・生徒に対するわいせつ行為などの不祥事で,講師1人の免職を含む計3件の懲戒処分を発表した。職員のわいせつ行為を把握しながら,市教委へ報告しなかった校長は停職処分となった。

 免職処分となったのは,松戸市立稔台小学校S講師(29)=強制性交罪などで起訴。S
講師は今年9月6日に動画投稿アプリを通じて知り合った県外の男子中学生に対し,わいせつな画像を自撮りさせ,その画像をスマートフォンに送信させたり,自家用車内でわいせつな行為をしたとされる。

 停職3カ月の処分を受けたのは,千葉県北西部の公立小学校の男性校長(59)。2018年11月,当時勤務していた学校で60代男性非常勤職員の女子児童3人へのわいせつ行為を把握したが,市教委へ報告しなかった。男性職員は分限免職済みで,男性校長は退職する意向。

 わいせつ事案で戒告処分となったのは,千葉県中央部の県立高校の男性教諭(27)で今年8〜11月,顧問を務めていた部活の女子生徒と管理職の許可なく無料通話アプリ「LINE」で私的なやりとりをした。県教委は会員制交流サイト(SNS)での生徒とのやり取りが,わいせつ事案のきっかけになるとして3月に処分指針を改訂しており,初めて適用した。

 千葉県教育庁は,再発防止に向け教職員の綱紀粛正の徹底に取り組むとする。

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教職員による不祥事は,未だに後を絶たない状況にあり,特に,今年度は,児童生徒に対するわいせつ・セクハラ行為や体罰など,重大な不祥事が続発し,大変憂慮すべき事態が生じていることから,県教育委員会として,今回,全ての教職員が,信頼される質の高い教職員であり続けるために,教職員が当然守るべき服務に関する基本及びとるべき行動規範等について,「教職員の服務に関するガイドライン」としてとりまとめ,県内全ての教職員に配付することとしました。

   https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/syokuin/kanri/documents/r2guideline.pdf
 

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