木村一基九段,史上最年長46歳3か月で初タイトル…46年ぶり記録更新
将棋の第60期王位戦7番勝負第7局が26日、東京都千代田区で行われ,後手の挑戦者・木村一基九段(46)が110手で豊島将之王位(29)=名人=に勝ち,史上最年長となる46歳3か月で初タイトルを獲得した。四段(棋士)になったのは23歳の時。若き天才たちが時代を席巻してきた将棋界に、新たな足跡を残した。
木村一基九段は,1973年6月23日、千葉県四街道市生まれ。
1973年の第21期棋聖戦5番勝負で当時37歳6か月の有吉道夫九段(84)が棋聖を獲得した時の最年長記録を46年ぶりに9歳分も更新。史上最多となる7度目のタイトル挑戦での初戴冠となった。